【目次】
走行スペースを確保しよう
博士!マシンが出来上がったから早く走ろうよぉ!
そうじゃのぅ。まずはどこか走れる場所を探そうかのぅ。
イチロクMやドリフトパッケージ・ミニなら室内でも十分走行が可能だが、10分の1サイズのドリフトパッケージなどは屋外で走行できる場所を探してみよう。主にアスファルトやコンクリートのフラットな路面となるが、安全な駐車場の一角や車の来ない私有地など、危険のない場所を選んでいただきたい。駐車場などは所有者の許可ももちろん必要だ。できれば車の駐車スペースで2~3台分の広さが使えると練習しやすく、ペットボトルなどに水を入れ、目標物として置くと感覚がわかりやすくなる。
ハンドルとトリガーを自然に動かせるように
えっと、あっちに行きたいからハンドルは左、今度はこっちだからハンドを右…。
最初のうちは仕方ないが、考えてから操作しているのでは間に合わんぞ!自然にハンドルを切れるようになるまで慣れるのじゃ。
ある程度思い通りのところを走るためには、瞬時に判断して操作を行う必要がある。特にステアリング操作は考えてからでなく、自分のイメージに沿った操作を自然に行えるようにしたい。
この動作を身に着けるのはやはり”慣れ”ということになる。初めのうちはどうしても考えすぎてしまうものだが、10分、20分と遊んでいるうちに自然と手が動きを覚えてくるものだ。
スロットルの急激な操作は禁物
わわわっ!急にスピードが出てびっくりしちゃったよ。
急激なスロットル操作はマシンがコントロールしにくいから注意じゃよ。最初はタイヤがグリップするゆっくりなスピードで走行じゃ。
ドリフトパッケージのタイヤはグリップの低いドリフト専用タイヤがついている。そのためいきなりスロットルを全開にすると、コントロールを失ってしまうものだ。もちろんある程度広い素行場所があれば、無茶なスピードでもだんだんコントロールを覚えていくものだが、やはり基本的な練習としては、丁寧なスロットル操作を覚えるほうが好ましい。
ドリフトカーでもグリップ走行が基本
タイヤが滑らないとドリフトじゃないんじゃないの?
ドリフトカーとはいえ、車は車なんじゃ。いきなりドリフト走行をしようとするんじゃなく、まずはグリップ走行で車としての動きを覚えるべきじゃ。
早くカッコいいドリフト走行をしたいっていう気持ちもわかるが、まずはグリップ走行でステアリングとスロットルの動きを覚えるのが基本となる。グリップ走行をしているうちにスロットル操作を多くすれば、アンダーステアやオーバーステアの状態になるので、タイヤが滑り出す感覚も自然と身についてくるだろう。